海外教育日記

海外帰国生のための、最新の帰国生入試情報ブログ。Powered by 海進塾

最終回 慶應ニューヨーク学院の入試って!?

今回が、慶應ニューヨーク学院(以下、慶應NY)特集・最終回です。お話するのは、慶應NYの入試について。第1回、第2回と慶應の生徒数や授業 内容についてお話してきました。では、そんな慶應NYの入試ってどうなってるんだ?ということで、入試に焦点をあててお話します!

 

f:id:tapdan:20140717014652j:plain

 

以前の記事でも紹介したのですが、慶應NYは、日本の学年でいうと、中3と高1にあたる学年で各3回、計6回の受験を認めています。つまり、現中2と中3が来年度入試にトライできるのです。

 

今年の秋季AO入試の概要は、(計3回の入試を合わせて)

募集人員:

新中3⇒男女60名

新高1⇒男女60名

 

第一次選考(9月出願)

①書類審査

第二次選考(12月面接)

②筆記試験・面接

 となっています。

 

第二次選考の筆記は、小論文試験(英語・日本語)、数学基礎計算テストの3種類。

小論文は、それぞれ50分。数学基礎計算テストは、30分です。この数学は、基本的な問題しか出題されません。また、入試倍率は、1.5倍から2倍前後となっていることから、筆記は基本的な能力の確認、面接がより重要な試験という事になります。

 

また、一次選考の書類審査で問われる、エッセイ(志望理由書)は、テーマがすでに発表されています。

“慶應義塾ニューヨーク学院入学後のあなたの目標について書いてください。その目標に向かってどのように努力していきたいですか。具体的に書いてください。”(慶應義塾ニューヨーク学院の募集要項より)

 

例えば、どのようなことが目標に挙げられるでしょうか。

語学を頑張りたい、部活動を頑張りたい、勉強を頑張りたい。。。それぞれあるでしょう。

でもそれって、どうして?

人が目標を立てる際、多かれ少なかれ、動機があります。これまでの経験で、どうして語学を磨きたいとおもったのかなど、具体的なエピソード・きっかけです。もちろん、目標やきっかけに良い悪いはありません。大切なことは、自分のことばで、どうしてそれが目標で、なぜ達成したいかが伝えられることです。そして、それをいつまでに、なにをすべきかまで落とし込んで伝えましょう。

 

この資料は二次選考で使われます。つまり、これをもとに面接が行われますので、実は書類選考から、二次選考が始まっているといえます。でも、かっこつけなくていいんですよ。これまでの経験・体験を振り返り、思うことや夢・目標。なぜ慶應NYに入ってから頑張りたいのか、自分の言葉で整理することが大切です。しかも、当日の試験でなく、書類ですのでしっかりと準備して提出することができます。もし、現在煮詰まっていて、どのように書いていいのかわからなければ、ご連絡ください。力になります。

連絡先 infokikoku@yahoo.co.jp

 

そして、現在在籍している学校の先生に書いてもらう推薦状がこれまた細かい。自主自立・成熟・リーダーシップなどの多数の項目を7段階での評価します。その生徒がどのような生徒なのか。実際、入学後集団生活が可能かどうかをじっくりみたいのですね。特に慶應NYの推薦入試は、一定の学力が担保されていれば、面接や書類審査のほうに重点が置かれているといえます。なぜなら、基準点など明確に公表されていませんからね。

 

最後に、

受験に限らず、あらゆる関門突破に必要なことは、突き詰めると、熱です。どうしても達成したいという情熱です。

 

特に受験の推薦や面接は、どうして入りたいのか、本当の想いを受験生の言葉で伝えることができる絶好の機会。

 

どんなに、言葉につまっても、

どんなに、動揺しても、

 

表面上のテクニックではなく、本当に自分が感じ思うことは、非言語な分野を含めて面接官に必ず伝わります。

 

今年、慶應NYや他の推薦入試を受ける生徒は、一度これまでの海外での経験を振り返ってみてはどうでしょうか。アイスコーヒーでも飲みながら、家族でそういう時間を作ってみるのも、きっといい時間になると思いますよ。

 

さあ、これから夏本番。

なんだかんだ、あっという間ですが、体調管理に気を付けてくださいね。応援しています。

 

早速、慶應NYのHPには、AO入試(秋季)の要項が発表されています。

http://www.keio.edu/admission/overview

慶応NY学院って!? - 海外教育日記

第二弾 慶應ニューヨーク学院の授業って!? - 海外教育日記

慶應ニューヨーク学院の生徒数って?! - 海外教育日記

 

【海外教育に関するブログ一覧】

にほんブログ村 教育ブログ 海外教育へ
にほんブログ村


海外での育児 ブログランキングへ

 

それでは、次回も帰国入試知識を一緒に勉強しましょ!