海外教育日記

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慶應義塾湘南藤沢高等部って?!

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慶應義塾には、通称SFCと呼ばれるキャンパスを持っています。こちらは、小田急片瀬江ノ島線湘南台駅から、バス15分程度の距離にあるキャンパスで、学部は、総合政策学部・環境情報学部・看護医療学部の3つがあります。附属の中高も併設。

今回ご紹介するのは、その湘南藤沢キャンパス(略SFC)の高校入試について。

 

SFCの高等部は、他の附属校と大きく異なる特徴を持っています。それは、高校入試から近隣の中学生は試験が受けられないということ。つまり、出願資格が帰国生と地方生に限定されているのです。全国的にみても、非常に珍しい出願資格で、帰国生30名、地方生20名が定員です。この計50名と慶應のSFC中学以外からの進学者30名を合わせた80名がSFC高等部に進学できます。そして、SFC中学の進学者約160名を合わせた、計240名が一学年の人数になります。ちなみに、地方から慶応に行きたいという場合、この制度は志願者層が絞られるという点で、非常に有利です。この制度を利用して両親の転勤に合わせて上京したり、母親と上京する家庭も中にはいるほど。結果、各地域の優秀生が集まる傾向にあります。これは、慶應卒業生の人脈を地方や海外に広げるために作られたといわれています。

 

また、横浜初等部の生徒が2022年度に湘南藤沢高等部に進学するため、募集内容が大幅変更されます。具体的には、帰国枠が30名→20名、全国枠が20名→若干名に変更となります。しかも、帰国枠の英語がなくなり、数学・国語のみとなります。英語については、出願要件に英検準1級程度以上という条件が付加されることになりました。つまり、SFC高等部が帰国生には英検準1級レベルの英語力を求めていることがわかりますね。募集枠によって、学校が求める生徒像があるのです。

 

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