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正しい併願校選びって?!【慶應普通部編】

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慶應義塾普通部(神奈川県横浜市港北区)

 

2014年も終盤、肌寒くなってきました。気温差が激しくなる時期ですので、皆さん、体調にはくれぐれも気を付けてくださいね。

本日お話するのは、『併願校の選び方』について。早速ですが、皆さん、、

 

第二志望以下の学校ってどのように決めていますか

 

いかなる学校を受験する際も、併願校を考えておかなければなりません。特に中学受験の実際は、本当にシビアな世界です。併願先の合格を抑えないまま、第一志望に落ちてしまうと、慌てて受験日程の後半日程で、併願校を受けることになってしまいます。(※第一志望以外は公立進学という方も中にはいますが。)

ただ、後半日程になるにつれて、入学難易度が上がるところがほとんど。。計画的に受験日程を組んでいかないと、バタバタと慌ただしく大切な受験本番が過ぎてしまった、なんてことも十分ありえます。

ただ実情はというと、受験目前まで第一志望しかみておらず、12月くらいから慌てて併願校を決めるご家庭が一定数存在します。もし現在、非受験学年なら今のうちから併願校をしっかりと考えておきましょう。時間は最大の財産ですからね。

 

それでは、併願校選びの3つのポイントをご紹介!

 

1.学校のカラーや立地はどうか。

学校の教育方針やカラーは、本当に子供に合っているのか?

説明会や文化祭、実際の学校見学を通して、見定めてください。よく偏差値表を見ながら偏差値58がだめなら、57の学校という学校選びをするご家庭がありますが、これは非常にもったいない話です。偏差値だけでは、測れない学校の価値を見定めましょう。特に、入学した後のサポート体制や面倒見、進路実績は、入試の偏差値と比例しませんので、注意です

 

2.併願校を、合格可能性別に見定める

中学受験・高校受験の場合、平均三校~六校受ける生徒が多数です。併願校選択の目安は、合格可能性別に選ぶこと。特に参考にすべき資料は、模試の結果と過去問です。合格最低点は、多くの学校で公開されていますので、過去問を実際に解いて、最低点に届く見込みがあるか確認を!

もちろん、今の時期ですべての科目が仕上がっている受験生はほとんどいません。そこで、まずは算数・国語が合格点に届いているかに注意して見てください。理科・社会は、これから磨かれていきます、、以下2点が、合格可能性を探るポイントです。

 

①参考にすべき資料

参考資料の優先順位は、

塾別統一模試<学校別模試<過去問

各学校の入試問題は、配点も違えば、問題傾向が全く異なります。すなわち、各塾で行われているテストでの合格可能性は、参考にはできても、絶対視してはいけないのです。すべての学校に当てはまる問題などないですから。最大公約数的な問題作成がなされていることを、必ず頭にいれておきましょう。

要するに、過去問や入試問題・配点との相性が何より大切ということ。実際に出題された問題を解いてみて、次の基準にあるか確認を!

 

②合格最低点-5%~15%が得点できているか

過去問の得点と受験校数の目安は、

70~80%以上(安全校)1~2校

45~60%(合否ライン校)⇒2~3校

30%以下(挑戦校)1~2校

目標点より、数%低くても現時点では、心配することはありません。ただ、過去問は、最低2回程度は解いてみること。一回だけだと、年によって難易度のばらつきが出てしまいます。偏差値通りだと楽勝!と思っていても、実際は、まさかの撃沈・・なんてこともあります。それと、模試の合格可能性(B判定など)は、参考程度に。

 

3.受験日程は、前半に抑えを作るか、後半に作るか

第一志望でなくても、進学してもいいなという併願校を考えておきましょう。

併願校の入試が第一志望の前なのか、後なのかは非常に大切です。おすすめは、練習の意味を込めて、前もって受験すること。通常、東京・神奈川は受験解禁日が2月1日ですが、(千葉・埼玉は1月~)帰国生は、帰国枠を活用することで選択肢が増えます。12月から帰国枠で受験ができるため、下のようなことができます。

 

帰国枠合格◎⇒一般入試は挑戦!

帰国枠不合格×⇒一般入試は抑える。

 

 今回、帰国生の慶應普通部受験を例に挙げていきます。主な併願校は以下一覧。

 

12╱3  立教池袋(男)※帰国枠

12╱4  学習院(男)※帰国枠

12╱13 市川(共)※帰国枠①

 1╱7  海城(男)※帰国枠

 1╱10 栄東(共)※帰国枠A

      攻玉社(男)※帰国枠・国際学級

 1╱16 栄東(共)※帰国枠B

 1╱20 市川(共)※帰国枠②

 1╱21 東邦大東邦(共)※帰国枠

 1╱25 立教新座(男)※帰国枠

 2╱1  慶應普通部(男)※一般枠

 2╱2  慶應SFC(共)※帰国枠

      青山学院(共)※一般枠

      学習院(男)※一般枠

      中央大横浜(共)※一般枠

      世田谷学園(男)※一般枠②

      攻玉社(男)※一般枠②

 2╱3  慶應中等部(共)※帰国枠

      早稲田(男)※帰国枠

      浅野(男)※一般枠

      海城(男)※一般枠

      立教池袋(男)※一般枠

 2╱4  サレジオ(男)※一般枠

      芝(男)※一般枠

      世田谷学園(男)※一般枠③ 

 2╱5  立教池袋(男)※一般枠②・AO入試

 2╱6  攻玉社(男)※一般枠・特別選抜

    

 (男)⇒男子校、(共)⇒共学校

 

まとめです。併願校選びは、3つの視点から選ぶことが大切です。

①学校のカラー・教育方針

②合格可能性と参考資料

③受験日程と通学範囲

 

最後に、受験生の保護者の方は、今大変な時期だと思います。特に海外からの受験は、情報不足に加えて、帰国スケジュールを整えるなど負担も大きいですよね。最後までお子様の努力が実を結ぶよう、心から応援しています。

また、非受験学年の保護者の方は、今のうちから、第一志望以外の学校もしっかりと確認しておきましょう。いろいろと比較したり、実際に説明会にいけるのは今の時期だけです。これからも、情報発信していきます。

※この学校の情報が知りたい等のご要望があれば、お問い合せフォームよりお気軽にどうぞ!記事にしていきます。

 

それでは、次回も一緒に帰国入試知識を一緒に勉強していきましょ!

 

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