海外教育日記

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帰国枠のある大学附属校を3種類に分類しました。

近年、教育改革を背景に人気が高まっている大学附属校。

 

しかし、同じ「附属校」でも学校によって、入学後の雰囲気や自由度は大きく異なります。

 

例えば、大学附属校のイメージ通り、受験勉強に追われることのない学校生活を送れる学校もあれば、実質的には進学校という学校もあります。

 

そこで今回、各学校の併設大への内部進学する生徒の比率から3つの区分に分けてみました。早速確認していきましょう。

 

◼️区分(卒業後の内部進学比率)

①90%以上・・・いわゆる大学附属校

②50%前後・・・半附属・半進学校

③30%未満・・・実質的には進学校

 

①90%以上

・慶應湘南

・早稲田実業

・法政第二

・立教池袋

・立教新座

・中央大附属

 

②50%前後

・早稲田

・学習院中等科

・学習院女子中等科

・立教女学院

・日本女子大附属

 

③30%未満

・学芸大国際

・学芸大附属

・成蹊

・大妻

・共立女子

・白百合学園

 

①は、いわゆる大学附属校です。生徒たちのほとんどが、内部進学します。そのため、進学先に影響がある定期考査などには集中して取り組みますが、進学校の生徒のような大学受験向けの勉強はほとんどしません。

 

②の半附属・半進学校の要素がある学校群は意外に多くあり、大学附属校と進学校のそれぞれのメリットが同居しています。もちろん内部進学というある種「保険」があるため、進学校の生徒ほど切迫感がない場合がほとんどです。代表的な学校は早稲田です。毎年、早大にも半数程度が進学する一方、20〜30名は東大に進学しています。

 

最後の③は、実質的な進学校です。入学後も大学受験を意識して学業に励むことになります。

 

学校選びのポイントとしては、外部大学に出る可能性があるならば、間違いなく②や③を目指すべきです。過去、私の教え子で、①に入る青山学院から外部大学への受験をした生徒がいたのですが、本当に苦労していました。周りが大学受験に挑まない環境下での受験は大変です。

 

また補足として、成蹊などは内部進学の権利を保有したまま外部受験ができたりします。学校によって内部進学に関する制度や条件が異なるため、興味・関心のある学校があれば各学校のHPで確認しておくと良いでしょう。

 

参考にしてみてくださいね!