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慶應義塾高校って?!【基本編】

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慶應義塾高校 ※Wikipediaより

 

これまで慶應系列の附属校について、お話してきました。

帰国生の慶応入試 ~入門編~ - 海外教育日記

 

本日お話するのは、慶應義塾高校(以下塾高)について。都立・県立・国立高校の合格発表も進み、塾高の繰り上げ合格も現在発表されています。それではどんな学校なのか、一緒に確認していきましょう!

 

【所在地】

神奈川県横浜市港北区日吉4-1-2

東急東横線日吉駅から歩いて、30秒ほどの慶應義塾大日吉キャンパス内に校舎があります。塾高は上記の写真のように、白亜の校舎です。

 

【教育方針と歴史】

慶應義塾設立者は、福澤諭吉。その校風は、『独立自尊』。自主性と気品を重んじ、将来の『全社会の先導者』育成を教育の目的としています。

正式に慶應義塾高校という名称になったのは、1948年(昭和23年)です。戦時中は、大学予科という名称でした。

 

【学校の特徴】

学校の特徴は男子校であり、附属校の王道であること。幼稚舎⇒普通部⇒塾高という流れは、現在も慶應の源流となっています。また、他の附属高(慶應女子高や志木高校など)と比べ、生徒数がずば抜けて多いことも特徴のひとつです。

生徒数は、計2158名。(2014年4月度)

各学年18クラスもあります。一学年だけで、730名もいるのです

もちろん、ほとんどの生徒がそのまま慶應大学へ進学します。ちなみに、一番人気の学部は、医学部医学科。各附属高には、各学部から割り振られた定員があり、塾高には、22名の医学部進学枠があります。この進学枠を狙って毎年熾烈な争い(定期テスト)が行われるのが毎年の光景です。また、医学部や大学にない歯学部志望の一部の生徒は、外部の大学を受験します。

 

【入試の概要】

試験は、推薦入試と一般入試があります。

一般入試には、例年帰国生だけで100名近くの受験生が集まります。ただし、慶應湘南藤沢高等部のように、帰国生だけの入試は実施されません。一般生と同一日程・試験問題の選抜です。ちなみに、国内生の一般入試は受験者数だけで、例年2000名近くが受験し、補欠含め500名前後が合格しています。

 

そして、もう一つの推薦入試。

書類選考と面接のみで合否が決まります。もちろん、推薦と一般の併願は可能です。こちらは、例年100~140名程度が出願し、40名前後が合格しています。※1月合格発表。

 

また、一般入試の要項は以下です。

募集人員 330名(帰国生は若干名

 

◯一般・帰国生入試日程◯ 

一次試験(筆記)⇒2月12日

一次合格発表  ⇒2月14日

二次試験(面接)⇒2月15日

二次合格発表  ⇒2月16日

 

◯入試科目◯

英語・数学・国語・面接

⇒特に、面接では①受験生と試験官2名②受験生と試験官1名の計2回の面接が行われます。毎年、一次(筆記)で合格したのに、二次(面接)で落ちてしまう残念なケースが多くあります。2014年度入試でも、帰国生は、半分近くの生徒が不合格となっています。学力だけでなく面接も塾高はしっかりと見られますので、万全の準備が必要ですよ。

 

◯試験結果◯ 

2014年度の結果(一般・帰国入試)

出願者   98名

一次受験者 87名

一次合格者 60名

二次受験者 57名

正規合格者 30名

補欠者数  13名

入学者数  22名

データ慶應義塾高HPより

 

【帰国生について】

 帰国生のために特別なカリキュラムなどはありません。国内生と同様の授業やクラスに入ります。これは、推薦入試の生徒についても同様です。

また、海外高校への留学プログラムがあり、最大一年間留学することができます。帰国後も留年することなく卒業できるため、語学を更に磨きたい帰国生にはおすすめの制度です。

 

慶應の附属高で一番生徒の多い慶應義塾高校。

その分多様な生徒がいます。各自の目標に向けて一生懸命に取り組む生徒が周りにいる環境は、必ず良い刺激になりますよ。

 

それでは、次回も一緒に帰国入試知識を勉強しましょ!

 


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